2012年5月アーカイブ
2012年5月31日
鎌倉で「毎月誰かに手紙を書こう」展-造形作家ら、月替わりで1年間 /神奈川
鎌倉・大町のショップ&ギャラリー「GENBAGEN(ゲンバゲン)」(鎌倉市大町3、TEL 0467-22-4419)で現在、自由な発想で制作された便箋や封筒、ポストカードなどを展示する「毎月誰かに手紙を書こう 5th」が開催されている。(湘南経済新聞)
ドレスメーカー学院卒業後アパレルや広告などに携わり都内から鎌倉に移住、18年前にギャラリーを開いた店主FU-SAさんが企画した同展。ギャラリー名はFU-SAさんの頭に突然浮かんだ言葉「現場幻」が語源で、「うつつと幻がクロスする場」との意味が込められている。同展開催のきっかけは昨年起こった東日本大震災。「インターネットやメールが広がり、あまり手紙を書かなくなった今、あらためて手紙を書くことが大事だと思った」(FU-SAさん)。
6人の同じ作家が月替わりで1年間「手紙」をテーマに作品を制作・展示する同展。「この場所もそうだが、続けることにこそ意味がある」とFU-SAさん。作家にとっては楽な仕事ではないかもしれないが「それぞれの作家が、その人らしい感覚で作った作品が毎月並ぶユニークな展示」になっているという。
参加作家はFU-SAさんのほか、連載小説風のポストカードなどを出展するイラストレーターのエノコロさん、逗子在住で木版画を主に手掛ける大庭明子さん、横浜で造形教室を主宰する小野亜斗子さん、平面・立体・写真・服飾などジャンルにとらわれない制作活動を行うtomokowalaさん、絵や刺しゅう、インスタレーションなど多彩な表現を得意とするヒサマツエツコさんの6人。作品は販売し、各開催期間以外の作品も見ることができる。
「1人の作家が作る作品を通しで見るのも面白い。一見何の店か分からず入りにくいかもしれないが気軽に立ち寄ってもらえたら」とFU-SAさん。「6回目は、手紙風の文章を付けた作品展示を予定している」とも。
最近友達に手紙など送ってないな~・・・透明封筒を販売しているにもかかわらず・・・メールばっかり・・・
今度友達に手紙を出してみよっと。
2012年5月29日
持ち株会社制をめぐり製紙2強が真逆の対応
ダイヤモンドオンライン5月28日(月)7時0分配信
日本製紙グループ本社は2013年4月に、持ち株会社制を廃止する。主要子会社の日本製紙を存続会社とし、グループ傘下にある一部の事業会社を吸収合併することで重複を解消、コストを削減するのが狙いだ。
王子製紙は10月、各事業部門を分社化、それらを束ねる「王子ホールディングス」を設立して持ち株会社制に移行する。各事業における責任の明確化や経営のスピードアップを図る。
国内の新聞・出版、チラシなどの印刷用紙需要はペーパーレス化により縮小は避けられない状況。円高を背景とした輸入紙の急増も2社に追い打ちをかけている。
一方、商品パッケージや段ボールなどの包装資材は安定した需要が見込める。また、大人用紙おむつ市場は高成長が期待されている。製紙各社はこうした分野へのシフトを急ぐ。
各事業のバランスに強みを持つ王子製紙は、12年3月期に売上高1兆2129億円、営業利益538億円を確保。篠田和久会長はかねて印刷用紙中心の、従来型の製紙会社から、総合資材メーカーへの脱却を打ち出しており、「社名から“製紙”を取りたい」と訴えていたほどだ。
対して、印刷用紙分野のウエートが高い日本製紙グループは震災の影響もあり、12年3月期は2期連続の最終赤字。1300人の人員削減や生産能力の15%削減など収益改善を急ぐが、株価純資産倍率(PBR)は1倍を割り込み、市場関係者からは「持ち株制をやめるのは、日本製紙の赤字を他の事業会社との合併によりカバーするためでは」と揶揄される始末。
同社の本村秀取締役企画本部長は「成長期には持ち株会社はよかったが、低成長時代にはヒト・モノ・カネを一気に集め投資効率を上げるのが有効」と語る。
だが持ち株制をやめても、肝心な印刷用紙分野で収益を出せる体質に生まれ変われなければ意味がない。リストラを早急に完了するのが先決だ。
携帯緑茶にワンタッチ手巻き寿司?「FOODEX JAPAN2012」で発見した"日本食"最前線
「FOODEX JAPAN2012」が、去る3月6~9日、千葉・幕張メッセにて開催された。
このイベント、食品関係者なら知らない人はいない、1976年から続く食品・飲料専門展示会。今年は72カ国・地域2391のサプライヤー、合計8万人ものバイヤーが来場した、この種のものとしてはアジア最大級の規模を誇るのだが、あいにく一般の入場は一切不可。そこで、週プレが潜入してきた!
広い場内は、国内出展ゾーンと海外出展ゾーンに大きく分けられ、個々のブースには生鮮食料品、加工食品、菓子・デザート・スナック類、調味料といったあらゆる食品から、ワイン、ビール、リキュール、ハードリカー、ソフトドリンクなど各種飲料までが並ぶ。
国内は札幌から沖縄までは当然、八丈島や石垣島まで、海外はアメリカ、ヨーロッパから、南米やアフリカなどの国の品々が並ぶ。特に海外ゾーンでは、フルーツや菓子類など見たことのないものも多く並び、眺めるだけでも楽しい。もちろん試食も可能だ。
特に今年は日本にとって復興元年にして、折からの日本食ブーム。国内のサプライヤーはカラフルなハッピを着たり、実演を行なうなど活気十分。海外サプライヤーのほうも、TPPによる市場開放や円高による輸入意欲増加を見込み、やる気満々。地域色濃い衣装に身を包んだ美人コンパニオンを立てたり、大掛かりなセットによるブースを組むなど、どの出展社も熱気いっぱい。さながら食品業界における国家間交流の最前線といった感じだ。
そんななか、筆者が気になったのは……、じつは食品ではなかった。国内ゾーンで、カラフルな食材などに混じって展示されていた、食品パッケージや特殊な調味料。これが面白かったのだ!
たとえば、「好きだっ茶」(浅原工業)は、ペンの形をした携帯用粉末容器。これを持ち歩いていれば、好きな時にペットボトルのお水に差して、緑茶を飲めるという優れもの。「柚子ポン酢ペースト」(大分・まるはら)は、ペースト状のポン酢が、ボトルから細い線のように出て、味付けだけでなく絵なども書ける調味料。「ワンタッチ手巻寿司」(藤正)は円錐状をした包装資材で言ってみれば、コンビニのおにぎりの包装材の寿司版。片手でさっと手巻き寿司が作れてしまうという品だ。
実際にどのブースも来場者が多く、なかには外国人の姿も見られる。スタッフに訊ねてみたところ、どちらもじつは海外からの注文が増えているのだとか。特に「ワンタッチ~」は昨今の寿司人気もあり、あっという間に一日分のサンプルがはけてしまったそう。
関係者によれば、最近は、世界的な日本食がブームとなる一方、和食器をはじめ、食文化全般に対する評価も高まっているとか。ただ美味しいものを食べるだけでなく、食べ方や見せ方などあらゆる方面にもこだわる、日本の食文化はじつはかなり奥深い。日本人としてはさほど意識することはない食の常識が、世界に知られていきつつある。
「SUSHI」や「SAKE」だけでなく、世界的に知られていく、日本発の食関連品がこうした場から、続々と生まれることもあるかもしれない。
週プレNEWS 3月27日(火)15時45分配信
2012年5月23日
物流産業の「エコ包装」 韓国で国際標準案協議
物流分野の包装と環境に関する国際標準を定める総会が21~24日に韓国で開催される。
韓国をはじめ、日本、米国、ドイツなど15カ国の専門家70人余りが参加する。
環境に配慮した包装、包装システムの最適化、包装材のリサイクルなど8種の国際標準案を協議する。
会議は韓国で初めて行われるもので、知識経済部の技術標準院が主管する。
今回の会議で包装と環境分野の国際標準案作業が完了すれば、エコ包装の技術開発と国内外の製品生産業界の包装部門に大きな影響を与えるとみられる。
クラレ、米産業用フィルム大手を買収
フジサンケイ ビジネスアイ 5月23日(水)8時15分配信
クラレ、"酢ビ・ポバール系事業"の拡大・強化で米モノソル社を買収
サーチナ 5月22日(火)20時52分配信
酢ビ・ポバール系事業とは、酢酸ビニルを主要原料とするポバール樹脂、ポバールフィルム、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂P
2011年度の決算では、売上高前年比1.6%増、営業利益前年比3.1%増、純利益前年比9.5%増と、堅調に業績を伸長させているクラレ。
2012年5月15日
豊丘村:ごみ袋、大幅値下げ 分別優秀で村に拠出金 /長野
毎日新聞 5月15日(火)12時14分配信
袋(縦85センチ、横65センチ)10枚の値段は、4月から「容器包装プラスチック用」が160円から80円。
協会が容器包装業者から受け取った再商品化の合理化に伴う委託料から、異物混入率が5%未満などの市町村に拠出金を配分する。
村は、これまで受けた拠出金を、使途を限定しない村の一般財源に繰り入れていたが「協力している村民に還元しよう」と、ごみ袋値下げを決めた。武
2012年5月14日
大日本印刷、ベトナムに日用品や食品向けの軟包装を製造する工場開設
サーチナ 5月14日(月)21時32分配信
若年層の比率が高く、約8700万の人口を擁し、毎年5~6%の高い経済成長が続いているベトナム。インドシナ半島の物流拠点として多くの企業が進出するなど、今後も順調な市場の拡大が見込まれている。そうした中、大日本印刷は1972年に設立したDNPインドネシアにて、ベトナムに製造拠点を構えるグローバル企業にインドネシアから製品を供給していたものの、短納期対応や生産拠点の複数化によるリスク分散などの要望を受けていた。こうした要望を受けての、今回の新会社設立、新工場の建設だという。
新工場では、シャンプーの小分け袋(サシェット)のほか、柔軟仕上剤や洗剤などのスタンドパウチ、歯磨きや化粧品などのラミネートチューブの原反などの製品を生産し、インドシナ半島と近隣諸国のグローバル企業、日系企業、ローカル企業に製品を供給。5年後には50億円の売上を見込んでいる。
先の決算発表にて、電力不足への不安や電気料金値上げの影響などの懸念材料が多く、先行きは不透明、印刷業界においても、国内需要の低迷や競争激化による受注単価の下落などの影響もあり、引き続き状況は厳しいと、見通しを予想している大日本印刷。しかし、こういった環境下でも、平成24年3月期では163億5600万の損失であった連結当期純利益を、今期は175億円のプラスと予定している。今回の新会社設立・新工場建設のように、顧客の課題を解決する製品・サービスの提供に全力で取り組む姿勢は、この目標をどこまで現実のものとすることが出来るのであろうか。(